カウンセリング感想

【カウンセリングご感想】
(感想の)文字数がやばいことになってしまいました…。(30代女性)


カウンセリング時期:2021年7〜9月

当カウンセリングはなぜか文章が達者な人の割合が高いです。
今回ご紹介する匿名希望さん(30代女性)もその一人ですね。

私があれこれ解説するより感想文を読むだけでさまざまな気づきが得られるんじゃないかと思います。
白熱の長文ご感想、どうぞご堪能あれ!

※今回は継続4回目のご感想からご紹介します。
前回のご感想を先に読みたい方はこちら
 ↓
▶︎境界性人格障害の様な症状で元彼と別れてしまった→話しやすいので今後もお願いしたい

◆4回目のカウンセリングご感想

・率直な感想をお聞かせください。

前回3回目のカウンセリングを受けたときはとても調子がよく、お話しているのもとても爽快な気分でした。
ところが、一か月経った今回のカウンセリングでは、気持ちが泥のようになっていました。
肝心の元カレとの関係や、母との関係は良好になったというのに、突然、仕事での人間関係の悩みが出現したからです。

もともと人に嫌われることが怖くて仕方がないのですが、職場のある人に嫌われたと思っています。
どうして嫌われたのか分からず、三週間ほどぐるぐる悩んでいました。
まず、カウンセリングのために書いた事前のメールに気持ちを書きなぐったことで、少し楽になりました。

前日は緊張して、知らない人を殺す夢を見ました。
人を殺す夢は「問題ごとが解決する」暗示ということで良い意味だと自分に言い聞かせて、カウンセリングに臨みました。
すごくどんよりした調子だったとは思うのですが、ぱりこさんは普通にしていてくれたのでよかったです。

私の人間関係の悩みを聞いて「確認しましたか」と聞かれてドキッとしました。
私は、私が「○○さんはきっとこう思っているに違いない」という話ばかりだったので、妄想で話を構築していると自覚しました。
自覚してもしてしまいますが、自覚しているかどうかが大切だと言ってくれました。

終えた後に「カウンセリングを受けて初めて落ち込んでしまいました」とお伝えしたら、少しお話をして下さいました。
それで少し落ち着くことができたので、とてもありがたかったです。
三歩進んで二歩下がるといった感じではありますが、一歩ずつでいいから前に進んでいけたらと思いました。

・「もっとこんな話をすれば良かった、こうしたかった」と思った点はありましたか?

今回は自分が「なぜワークのやり方が合っているのか毎回確認するのか」ということについて、聞かれて、
無意識だったので「なんでだろう??」というところで終わってしまいました。

もう少しお話出来たら良かったなと思いました。
ただ、そこについては考えるワークが出たので、ゆっくり考えたいと思います。

・このカウンセリングを申し込む前と今の自分を比べて、どんな変化や成果があったと思いますか?

今まで感想をすぐに書いていましたが、今回はすぐに返せずしばらく自分を見つめ直していました。
ここのところ周囲の視線ばかりを気にして苦しくなっていましたが、ワークを通して意識を「自分」に持って行くことができました。
そうしたら、少し楽になりました。

現状、人間関係において何かが変わった訳ではありません。
私の意識が、周囲から自分に切り替わっただけです。
それでも、それで少し楽になることを実感しました。

カウンセリングの中で、私の話は「過去」と「未来」の話が多く「今」がないという話がありました。
「今」に焦点をあてる、とネットでもよく言うので、よく「今」に焦点を合わせる方法を試してみましたがあまり上手くいったことはありませんでした。

今回のワークは自分に焦点をあてるというもので、
「今」というものより、「自分」に焦点をあてるというのもひとつの方法なのかなと思いました。

それでも相変わらず右往左往している感じです。
自分の思考の癖というのはそう簡単には塗り変わってくれないものだなと思っています。

◆5回目のカウンセリングご感想

・率直な感想をお聞かせください。

今回のカウンセリングを受けて、心がすごく軽くなりました。
この一ヶ月ほどずっと泥のような気持ちでしたが、それがスーッと消えて、久しぶりに青空を見たような気分になりました。
多分、ワークを読み上げてもらったことが、すごく効果があったように思います。

自分が書いたワークだったにもかかわらず、号泣してしまいました。
自分では気づけなかった「普通」へのこだわりがあることを気づかせてもらいました。
その漠然とした「普通」を書き出した結果、それは私にとっての「好きな人」「憧れの人」でした。

漠然と「普通の人になりたい」と思って生きてきましたが、それは「普通」ではありませんでした。
こうやって少しずつ、ぼんやりとした感情の輪郭をはっきりさせていくと、その分、なんだか視界がクリアになっていくような気がします。

今回は、私が「普通」にこだわっている、ということを指摘してもらえなければ、多分、たどり着けなかったように思います。
いつも自分の気づかない自分に気づかされるばかりです。

・「もっとこんな話をすれば良かった、こうしたかった」と思った点はありましたか?

今回も少し時間をオーバーしてしまって、それでもきちんと話してくださったのが嬉しかったです。

「大切な人にはできないのに、自分には平気でしていることをリストアップしてそれをやめる」
というテーマに対して、うまく理解できなかったので、そこをもう少し話せたら良かったなと思いました。
時間的に難しかったので、また次回お話できればいいなと思います。

・このカウンセリングを申し込む前と今の自分を比べて、どんな変化や成果があったと思いますか?

なんとなくではありますが「自分は前に進んでいるんだ」と思えるようになりました。
あと、他人の問題と、自分の問題をごちゃ混ぜにしなくなりました。

具体的に言うと、元彼と揉めたとしても「これは私の問題ではなく、元彼の問題だ」と思えるようになったことで、
冷静に話し合いが出来るようになりました。
逆に元彼に対して違和感を感じるようになりました。

会社の人間関係も相変わらずではありますが、落ち込みそうになった時はワークを唱えるようにしています(笑)
自分で言っていても、泣けてくることがあります。

それ以外で落ち込んだ時も、自分で自分に声に出して言葉をかけるようにしています。
少しずつでも前に進んでいることが実感できて本当に嬉しいです。


◆6回目のカウンセリングご感想

・率直な感想をお聞かせください。

文字数がやばいことになってしまいました…。
今回はメールにてお送りします…。

今回は自分の調子が良かったこともあり、穏やかに話を聞くことができたんじゃないかなと思います。
自分は子供のころ母親にしてもらえなかったことを、娘にしてあげたいと思っていましたが、それは「お母さん軸」だと言われて、衝撃を受けました。
また「自分はどういう子育てをしたいか」と聞かれて全く思い浮かばない自分にも驚きました。

私が親にして欲しかったことが、子供がして欲しいこととは限らない、というお話をされて、全く気づいていなかったけど、その通りだなと思いました。
私と娘は別の人間なのだから、欲しいと思うものも違って当たり前なのに、そこに目を向けていなかったことに気がつきました。

娘にかけてあげたい言葉を、自分に向けて読むワークをしてみて(母は絶対にこんなこと言わないな…)と思うと、涙が出ました。
私は「お母さん軸」から抜けて「自分軸」を見つけて、娘と向き合っていきたいなと思いました。

同一視はしていない、しないようにしていたつもりが、いつの間にか同一視してしまっていたのだなと思いました。
娘の友達のお母さんとも仲良くしないといけない、という気持ちもそうです。

いろんな事が、自分の足下の根っこでこんがらかっているような気がしました。
少しずつほどいて、自分の根を張れるようになりたいなと思いました。

後は脳は否定型を理解できない、というのもすごく勉強になりました。
あと、言葉によって入ってくる、入ってこない、があるんだなと思いました。
例えば「今に集中する」という言葉はよくありますが、私には入ってきませんでした。

でも今回ぱりこさんがポロッと言った「今、自分が出来ることをする」というのはすごく入ってきました。
精神疾患者あるあるなのかもしれませんが、いつも言われている同じ内容の言葉でも、染み込んでくる言葉と、弾いて全く入らない言葉があるなと思いました。

他の方も、自分に染み込みものを見つけられたら良いと思うと同時に、カウンセリングを受けることで自分をほぐしていくことで、今まで弾いてしまっていた言葉も、染み込んでいくようになるのかなと思いました。

「今、自分が出来ることをする」というのが、私の中では自分にスポットライトを当てるスイッチとしてとても有効になりそうな気がします。
ぼんやりと全体に考えが広がってしまっている時には「今自分が出来ること」を考えて切り替えていこうかなと思います。

・「もっとこんな話をすれば良かった、こうしたかった」と思った点はありましたか?

ありません。
事前のメールできちんとワークの結果や、今回話したいことを伝えてあるおかげかなと思います。
いつも長文のメールをお送りしてしまっていますが、きちんと読んでくださっているのが伝わってありがたいです。

・このカウンセリングを申し込む前と今の自分を比べて、どんな変化や成果があったと思いますか?

言わなくていいことを、言わずに済むようになったかなと思います。
我慢とかとは違って「これは私の問題ではなく、相手の問題だ」と思えることが増えたので、怒ることも減ったように思います。
言いたいなと思うことはありますが、自分の中で消化できるようになりました。

いつもはぶつけないと消化できなかったのに、自分の中だけで消化できるようになったのはかなりの進歩なんじゃないかなと思いました。
彼氏相手でも、前まで自分と違う意見を言われたら「なんでそんなことを言うのか」と喧嘩になっていましたが、今では「あー、この人はこういう風に考えるの人なのね」とスルーできるようになりました。
そういう時にはもうその話題はスルーします。

少しずつではありますが、前に進んでいる感覚はあります。
自分の問題は、いつも自分の足下の根っこにあって、外にはあんまり無かったんだなと思います。
私がこんがらがせているから、それを一個ずつほどいて行っている感じがします。
彼氏→親→娘→人間関係 というように、順番にほどいて行っている感じがします。

あと、ひとつ自分がずっと「やりたくない」と思っていたけれど、友人のことを考えてずっと我慢していたことを辞めてみました。
どうなるのかなと思ったからです。
まず罪悪感が襲ってきました。
嫌われたと思ったし、私が我慢していれば、それで済む話だったのではないかと発言を取消すことを考えました。
それから、私がいない方が、きっと友人にとっても良いのではないか、と思いはじめました。
それから「私が悪いから仕方がない」で物事を収めるのをやめるんだった、と思いなおしました。
私は私で好きなことをしていいし、友人は友人で好きなことをしていいんだと、思うようにしました。
結局、相手は機嫌が悪くなってしまいました。
それを受けて私は誰かの意に沿っていることがとても楽だったんだなと思いました。
楽だったから、自分のしたいことを我慢することにしていました。
それで我慢を続けていく内に苦しくなって爆発して、全部切る、ってことをしていたんだなと思いました。
次からはしたいことをしたいと言える人間関係を作っていきたいなと思いました。
進撃の巨人の、アルミンの言葉を知っていますか?

「いい人か、それは……その言い方は、あまり好きじゃ無いんだ。だってそれって、自分にとって都合のいい人のことをそう呼んでいるだけのような気がするから」
「全ての人にとって、都合のいい人なんていないと思う。だから、アニがこの話に乗ってくれなかったら、アニは僕にとって、悪い人になるね」

私は、友人にとって悪い人になったんだろうなと思いました。
でも、私は悪い人になっても自分が楽しくあることを選びたかった。
悲しい気持ちにはなりましたが、正しいとか、正しくない、とかじゃなくて、私がそうしたくてしたことだから、それでいいんだと思います。


正直、凹んではいます。
誰かの要望に応えている方がずっと楽だったんだなということを知りました。

私は、自分を殺して、他人の要望を叶えることの方がずっと楽だったから、それを選んでいた。
だから人間関係が嫌になる。苦しくなる。逃げたくなる。
逃げること自体が、相手の要望を裏切ることになるから、それが怖いからバッサリ切って逃げていたんだと思います。
でもそれは全て、自分が選んでいたことだったんだなと思いました。

凹んではいますが、それでいいんだと思っています。
例えそれで、その友人がいなくなっても、それでいいと思います。

自分が変わると、人間関係が変わるって、多分、こういうことなのかなと思います。
やり方とか、伝え方とか、上手くできた気はしませんが、とりあえずやってみようと思って、やってみて、私は良かったかなと思います。
またいつか、落ち着いたときに友人と話せたらいいかなと思います。

あと人間、少し図太い方が人間関係が上手くいくんだろうなと思いました。
相手の気持ちを勝手に汲むより、自分はあなたとこうしていきたい、という事を先に言った方がいいような気がしました。

相手がどうこうじゃなくて「自分がどうしたいか」を伝えて、相手がどうするかを選んでもらったらいいんだろうなと思いました。
でもそれは同時に拒絶されたら自分が苦しいことでもありますね。

私は多分、それも怖くって、先回りして先回りして、相手の様子をうかがって少しでも駄目なら即撤退みたいな形で、傷つくことを避けていたんだろうなと思いました。
相手が「自分がどうしたいか」を否定したときも、拒絶されたのではなく「あなたのやりたいことと私のやりたいことが違っただけなんだな」と思えたら、きっといいですね。

私が私のしたいことをしていいように、相手も相手のしたいことを選択していいのですから。

苦しいことではあったけど、いろんな学びになった気がします。
私は少し自分勝手に振る舞って、でも別に生きているし、相手の機嫌は悪くなったけど、それだけでした。
自分の価値がなくなるわけでもなかったし、生きてますね。

こういう話を書いていると「これで正しかったでしょうか」と書きたくなる自分に何度も出会います。
その度に、私はどれだけ「自分が合っていたか」「正しさ」ということに縛られていたんだろうか、と思います。

最近、言葉にしなくなったことは、
・相手に「YES」以外の回答を望んでいない言葉。
・「これは合っていますか」「これで正しかったか」という問いかけ。

です。

あと苦しくなったら「今、自分に出来ることをしよう」と思います。
今、自分に出来ること、と思うと、案外少ないことに気づかされます。
もうどうしようもないことを悔やんだり、これで良かったのかと思っても、結果はもう私の手元にはありません。
いつかの私が、その答えを手にするだろうし、それが良くても悪くても、それを受け取るしかありません。

正直、全て上手くいっている訳ではありません。
仕事も分からないし、自分も分からないです。

彼氏は仕事が合わないらしく、苦しんでいます。
キャリアコンサルタントに言われた言葉から、転職のことを宙ぶらりんにしているみたいで、それもイライラしました。
でもそれも「相手の課題」です。

彼に対して大変冷たい気持ちがあります。
それを選んできたのも自分でしょう、と。
そう思う自分を見て「わお~他人になんて厳しいんだ~」と思いました。

真実であればあるほど、打ちのめされるのは人間として仕方ないことかなと思います。
でもそこから、自分の立ち位置が分かって、そこからじゃあどうするかを考えればいいのに、と思うのですが、
ただ憂鬱そうにため息を吐いて、ジトジトしているので正直イライラします。

でも自分が、それを言われたら嫌だなぁと思うので、言ったりはしません。
なるべく「相手の課題」を引き寄せすぎないようにしています。
同居している彼氏相手にどれくらい踏み込んでいいのかって微妙ですよね…。

あんまり放っておくと「私は聞いてくれない」とか「話すと不機嫌になるから」とか言われるので、
今度「話を聞くだけしかできないけど、良かったら聞くからね」と話しておこうと思いました。

ただの愚痴になってきてしまいましたね。
すいません。

私はずいぶん、自分を棚上げして他人に厳しいのだなと思いました。
もしくは、私と同一視しているから厳しいのかもしれないですね。
他人だったらここまでイライラすることもないような気がします。

いろいろ「私の課題ではないこと」が積み重なってしまったので、「今の自分が出来ること」をメインに生活リズムを整えることにしました。
今思ったのですが「今の自分に集中する」と言われても、ぐるぐる考えていることもまた今の自分なので効果が薄かったのですが「今の自分に出来ること」(行動)に注目すると、考え事は遠のいていくように感じます。

私は完璧主義なところや、疲れやすいことがあるので余裕を持った私に合った生活リズムをざっくりと考えられたらなと思います。
少しずつですが、自分のこと(出来ること、出来ないこと、得意なこと、得意でないこと)が分かった上で、身の丈にあった自分なりの生活を送られるようになってきたんじゃないでしょうか。

前の私だったら「完璧な私のプラン」を立てていたんじゃないかなと思います。
無理だったら、まぁできなくてもいいや、くらいの気持ちで生活リズムを整えていきたいと思います。
うまく習慣化すれば、それで良いですし、駄目なら駄目で、また別の方法を考えていけたらと思います。

カウンセリングを続けていく中で、私の中に明確に変化が起きているんだなと実感します。

昔の私なら、友人のこともずっと耐えて、ある日突然消えていたと思うし、
もっと「理想的」で「普通」の自分を追い求めて、見当違いな解決法を試して苦しくなってリストカットしたりしてたんじゃないでしょうか。

ぱりこさんが「重要なのは“普通のひとになること”じゃなくて、“人と違う私でも心穏やかにいられること”」と言っていた言葉をよく思い出すようになりました。

私は私の身の丈で、私なりの生きやすさを探して行けたらいいなと思います。

娘の同一視など、まだまだ氷山の一角はたくさんありますが、自分の形をもっと知っていきたいと思います。

またカウンセリングをよろしくお願い致します。

※上記は一部編集しております。


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それではごきげんよう、さようなら。




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