回答日:2021年6月23日
投稿者:パクチー苦手 さん
生まれてこのかた貧乏です。 貧乏なので必要最低限の出費しかしないよう生きてたつもりですが、最近自分磨きで貯金が減ってしまいそうでグラついています。
自身に投資したい反面、「自分が稼げる限界」もわかっているので、二の足を踏んでしまうというか… 多分、ともえさんに背中を押して欲しくて書いてるんだと思います。
ともえさんは「これは自分に必要だ。」と思ったらスパッとお金を払えますか??
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カウンセラー・巴(ともえ)の回答
質問の答えへ 即座に回答するなら、 「その時の気分による」 ですかねー。
必要だけどちょっと高すぎるぜ、 と思ったら払わないし。 逆に、どうしても必要、 今すぐ欲しい、と思ったものは 借金してでも支払います。
というより、スパッとお金を払う 決断ができないものは、 「今の自分に必要ないのかも」 と考える気がします。
でも大体あとで 「あの時お金を払って やっておけばよかった……!!」 と思うことが多いんですけど(笑)、 それでもやっぱり、 「その時の私」には 必要なかったんですよねー。
もう心は決まっているのでは?
「背中を押して欲しいだけ」 という方と度々出会うんですが、 「背中を押して欲しいだけ」 ということは、 もう心は決まってるのでは? と思います。
何かはわかりませんが、 「自分がどちらを選ぶか (支払うか、支払わないか)」は もう決定事項なんじゃないでしょうか。
おそらくブログを ご愛読してくださってる方なら、 私がここで「こうしなさい!」 って言う人間じゃないことも ご存知のはずです。
ていうかそもそも対象が 何なのかわからないので、 こうしなさいもクソも ないんですけどね(笑)。
* * *
ということで、 パクチー苦手さんの心は もう決まっていると思うので、 ブログがこれ以上長く書けません。
ですから、 「どうして貧乏だと思うのか (お金を払うのに二の足を 踏むのはなぜか)?」 という部分を掘り下げて、 お茶を濁していきたいと思います。
どうして貧乏だと思うのか
人の発言で気になる部分を突くのが カウンセラーという仕事なのですが (諸説あります)、 まず二つ気になるワードがありました。
・自分磨き ・貯金
生まれてこのかた貧乏だ ということですが、 真に貧乏な人は 自分磨きするお金もないし そもそも貯金も0円じゃ ないかなーと思ったんですよね。
貧乏の定義は人それぞれだとは 思うのですが。
仮に、小さい頃は 窓ガラスが割れたままで 外の風がびゅーびゅー 吹き込んでくる家に 住んでいたとしても、 少なくとも「今」は 自分磨きに回すお金も 貯金もあるのだから、 超絶怒涛の貧乏では ないはずです。
ということで、 「実際に貧乏」というよりは 「貧乏だと思っている」 ほうが強いのではないか、 という前提で話を進めます。
なぜ人は自分を 「貧乏だ」と思うのでしょうか。
親からの刷り込み
一番多いのが親からの刷り込みです。 お父さんが毎日 同じ服を着ていたとか、 お母さんの口癖が 「うちは貧乏だ」「お金がない」 だとしたら、 平均的な収入の家庭だとしても 子どもは「うちは貧乏だ」 と思い込みます。
ちなみに私の母親も 「お金がない」 が口癖だったので、 私も「うちは貧乏なんだ」 と思っていましたが、 母は今までに少なくとも 車を2回買い換えていますし、 私は子どもの頃お年玉を 毎年3万円くらいはもらっていました。
貧乏じゃなくない?
周囲との比較
自分の家がそこまで貧乏じゃなくても、 周囲にお金持ちな同級生がいたりすると 比較して「うちは貧乏なんだ」と思い込みます。
私の場合は 「少しでも雨が降ると 車で送り迎えしてくれる 親がいる同級生」 「テストで100点取ると 3000円もらえる同級生」 などがいたので、 「うちは貧乏だからそういうのを してもらえないんだなー」 と思っていました。
でも私は誕生日にコピック全色を 買ってもらったりしてました。 貧乏じゃなくない???
※私が使っていた頃の コピックとは違うけど、 →まあこのくらいの金額ですよね。
「自分は貧乏でいなくてはいけない」ので金を使っている
さて幼少期に 「うちは貧乏なんだ、 お金がないんだな」 と思い込んだ人が大人になると、
「お金を持つこと」や 「裕福になること」に 不安や恐怖心を覚えます。 (だいたい無意識に)
また、「お金がない」と言っていた お母さんが大好きだったりすると、 心のふかーい部分で 「お母さんの言っている通りにしなきゃ」 と思うんですね。
ということで、 「貧乏でいるため」に 無意識にたくさんお金を使います。 だいたい衝動買いか、 安物買いの銭失い的な 買い物が多いです。
「自分は貧乏だ」と言ったり思ったりしてストレスをためている
いくら深層心理で 「貧乏でいなくては」 と思っていたとしても、 やはり貧乏でいるというのは つらいものです。
そうすると 「自分は貧乏だなあ」と 口にしたり頭で考えたり するたびに、猛烈なストレスを 感じるんですね。
で、そのストレスを 解消するためにお金を使うので、 やはり貧乏になります。
貧乏のストレスをお金で解消するので 貧乏の無限ループができあがるのです。
「貧乏」を理由に色々なことを退けられる
実は貧乏にも利点があります。 というのは、世の中の 色んなめんどくさいことって 「お金がないんで……」 と言えば解決するのです。
苦手な人から飲みの誘いを受けた時、 「気分が乗らないんで」と返すと 「行ってみたら楽しいかもよ!」 と食い下がられますが、 「お金がないんで」と言えば 大抵の人は 「じゃあしょうがないね」と 諦めてくれます。
まあ中には「おごるから来いよ」 って言う人もいますけど、 「いやそれは申し訳ないんで!」 って断れますしね。
あと「気分が乗らないんで」って言うと ちょっとヤな感じになりますけど、 「お金がないんで」はヤな感じに ならないことがほとんどです。
嫌な感じの奴にならず、穏便に めんどくさいことを断るのに 「お金ないんで」はめちゃくちゃ 有効なのです。
それを続けるために(無意識に) 貧乏でいる人もしばしばいます。
また、何か新しい チャレンジをしたいが 失敗が怖いときも 「お金がないからできない、仕方ない」 と言っていれば、その恐怖から 逃げることができます。
他にも「お金がない」ことで 逃れられる義務や責任は 沢山ありますね。 浮気して離婚しても 慰謝料払わなくていいとか(笑)。 (うちの父だよっ!)
「お金がない」って不便なようですが、 心の世界だと色々便利に 使えるんですよね。
* * *
さて、 「どうして自分を 貧乏だと思ってしまうのか」 考えられる理由を つらつらと挙げてみましたが、 もちろんこれ以外にも 理由や原因はあると思います。
「どうして自分は、 いつもお金がないんだ」 「どうして自分は、 自分のためになることへ お金を払うのに二の足を 踏んでしまうんだ」 と悩んだら、
「自分のことを貧乏だと 思い込んでいる原因はないか」
「貧乏でいるおかげで 『自分のためになっている』 ことはないか」
を探してみてくださいー。
参考になれば幸いです。 ごきげんよう、さようなら。
この辺りの記事も役にたつかも!↓
→「お金がなくてできない」は、自分自身に向き合う恐怖が作り出していた
→人は不安な時にお金を使ってしまう—お金がない人の心理
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